緑豊かな「としまえん」のフィールドワーク

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8月21日、今月末で閉園が予定されている「としまえん」を区民の皆さんと見学するフィールドワークに参加してきました。とや英津子都議、坂尻まさゆき区議、のむら説区議が一緒に参加しました。

■はじまりは大正の財界人の別宅用地から
としまえんは、そのむかし豊島氏の領地で、名前の由来ともなっています。湧水も豊富で、いまハイドロポリスがあるところに練馬城が建てられました。大正になって財界人が別宅の用地として入手し、練馬城址豊島園として開園したのが「としまえん」の始まりです。その後西武鉄道が事業を継承しました。

■園内を流れる石神井川
園内を東西に走る石神井川は河川改修前にはたびたび氾濫し、としまえん周辺は氾濫原となっていました。こうした地形的な特徴は、低地にプールを設置するなど、現在のとしまえんの配置にも活きているそうです。
昔は、今のように川底が深く掘られておらず、すぐに水に触れることができました。またシジミなども取ることができたそうです。ところが宅地化が進み、川幅が狭まり、川底が深く掘られた結果、川と人との距離が遠くなってしまったといいます。

■豊かな自然と多用な種も
一方で、園内は自動車道からは少し距離があることから、外来種が侵入しづらく、昆虫や緑などの自然が一定残されています。平成24年には、練馬区のまちづくり公社の助成事業を活用し、市民の皆さんで構成される「豊島園まち議会」が調査を行ったところ、重要種として都のレッドリストに指定されている種が、植物で5種、昆虫で7種が見つかっています。こうした自然を生かすべく「豊島園まち議会」は「みんなの夢」というパンフレットを作成し、地形や自然を生かした公園の試案を出しています。

■閉園後の跡地活用は
今後、としまえんの跡地は、ワーナブラザーズがスタジオツアーと呼ばれる施設を整備し、それ以外は、都立の防災公園にする計画です。しかし、防災公園は、災害時、物資の輸送の拠点となり、住民に広く開放されるというわけではないようで、時として住民が排除される可能性もあるとのこと。
東京都も西武鉄道も住民・区民の意見を一回も意見を聞くことなく、スタジオツアーなどの整備に前のめりになっていますが、住民の声を良く聞き、住民に開かれた防災公園とすることや、「豊島園まち議会」が示したように自然と地形を活かした計画にするべきです。
今回のフィールドワークは、こうした「としまえん」の歴史や自然を見つめなおす良い機会となりました。

公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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