災害時の性暴力を防ぐ対策を

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 今回の議会では、災害時における女性の視点を考慮した取り組みについて質問しました。
 実は東日本大震災をうけて、東日本大震災女性支援ネットワークという組織が作られ、日本において初めて災害時の女性や子どもへの暴力について調査をおこわれました。その報告書がネット上に公開されています。内容は本当に深刻で、これをもとに区に具体的な対策を求めました。

立場や地位を利用した暴力
 報告書では、夫やパートナー以外でも、避難所の住民や仮設住宅の隣人、避難所リーダーやボランティアなどからの加害が報告されていて、その地位や立場を利用して、援助を見返りに暴力を与えるケースが報告されています。

多様な意見を反映する仕組みを
 そのため特定の人たちの意見だけが反映される仕組みではなく、女性や子ども、障害者などの多様な人たちが、避難所の在り方など決定する際に参画できるような仕組みを作ることを求めました。とくにシングルの女性や少女などが被害を受けやすいことから、避難所の中に女性専用スペースを設置したり、相談窓口の連絡先などが書かれたカードを配るなど、相談しやすい環境をつくり、孤立させないように求めました。

自宅に訪問する際にもリスクが…
 自宅に訪問する際もリスクが伴います。例えば、発災時に行われる要支援者の安否確認などで、女性だけで訪問した際や男性だけで訪問した際に、訪問した方が被害を受けたり、要支援者の方が被害にあうケースです。これを防止するために2名以上の男女で安否確認を行うことを求めました。これに対し、区は検討すると答えました。ぜひ実施していただきたいと思います。

女性などの置かれている立場そのものを変える
 災害時の加害・被害の様相は、特有のものではなく、平常時でも存在します。その理由は、女性が、雇用や賃金、性別にもとづく役割分担、性の客体化など、社会的、経済的に弱い立場にあるという構造的な問題があるためです。こうした現状を少しでも改善するために女性が置かれている立場そのものを変えていくことにも力を尽くしていきたいと思います。

公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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