危険なブロック塀の撤去助成の拡充早く

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区は昨年、危険なブロック塀等の撤去助成制度を創設しました。これは私たちも東日本大震災以来求めてきたことであり、重要な前進です。しかし、2019年度の決算をみると昨年度、補正で6700万円計上されていますが、使われたのは1300万円、予算額の約2割しかなりません。
区内には、安全性に疑問のあるブロック塀は1.8万か所あり、うち危険性が高い塀は1600か所、とりわけ緊急に対応を必要とする塀は約300か所とされます。しかし、昨年の撤去助成の実績は24件にとどまっています。区は、少なくとも1600か所については、2022年度までには撤去するとこの間述べていますが、このペースでは間に合わないではないでしょうか。

なかなか撤去が進まない理由の一つは財政面です。区の助成額はメートルあたり1.7万円で、私たちのもとには撤去の相談が寄せられましたが、土留めの仮設工事が必要で、財政的な負担が大きいことから、ブロック塀が傾いていても撤去に踏み切れない事例もありました。
事業者からも塀の高さ分が考慮されておらず、産廃費用や人件費を考えるととても1.7万円ではカバーすることは難しいとの声が寄せられています。
板橋区では、どの塀であっても平米あたり3万円です。フェンス化にもメートルあたり2万円の補助も行っています。こうした例にならって拡充するよう求めました。これに対し区は、今のところ拡充の考えはないとしています。

練馬区の場合、高さ1.5メートルの塀が5メートルあったとすると助成額は8.5万円で、緑化を行っても13.5万円です。ところが板橋区では、同じ工事でも撤去の助成額は22.5万円で、フェンスの設置を行えば、助成額は32.5万円と、約20万円もの開きがあります。実際、板橋区の実績はまだまだ少ないとは言え、昨年度82件助成しており、練馬区の3倍以上です。
練馬区のように危険性の高い、高さが高い塀ほど区民の負担が大きくなり、塀の危険度によって助成額が変わる、こうした状況を改善し、フェンス化も含めぜひ制度を拡充して、使いやすいものにしてほしいと思います。

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