コロナの影響が心配される練馬光が丘病院

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患者数が大幅に減少
17日に練馬光が丘病院の運営協議会が行われました。この会議では、この半年の病院の患者数等が報告されます。それによると入院患者や外来患者は昨年同月比でも大きく減っており、5月に発生したクラスターから4か月余りたった9月期でも前年と比べて入院患者は1064人と13%も減っています。外来患者数も2668人と16%も落ち込みました。
病院側の説明では、入院患者については、病室の規格が旧基準で、狭いことから、ソーシャルディスタンスを確保するため稼働病床を絞り込んでいるため減らしているとしていますが、外来患者数の減少はそれだけでは説明がつきません。やはり感染を恐れて外来を控えているのではないでしょうか。

小児科や人工透析件数も減少
また小児救急患者数は9月期で前年の493人から今年は173人へと約1/3に減っています。これは手洗い消毒の徹底などで感染症等が減っていることが要因ではないかとの説明でした。
人工透析件数も減っています。慢性疾患である人工透析件数は命にかかわる問題であり、クラスターが発生したとしても止めることはできませんが、それでも半年で5020件減となっていて、昨年と比べても約1/3に減っています。これはソーシャルディスタンスを確保するために受け入れられる患者数を減らして、他のクリニックを紹介しているためとのことでした。

その他の負担も
こうした状況を見るとやはり全体として患者数が大幅に落ち込んでいることが分かります。一方で、クラスターを経験し、今まで以上にコロナ対策の経費が増大しているのではないでしょうか。くわえて光が丘病院は2022年度に移転改築し、病床が115床増えることから、それに備えて職員数を少しずつですが増やしているため、負担はさらに重くなっていると思われます。

財政支援は待ったなし
区は8月に区内4つの病院に対して7億円近くの財政支援を行いましたが、それだけでは足りない状況となっているのではないでしょうか。順天堂練馬病院でもクラスターが発生し、約1か月間、外来などの受入をストップしていました。やはり国は早急な財政支援に踏み出すべきです。必要な場合は、区に対しても11月27日から始まる定例会で求めていきたいと思います。

コロナ患者の受け入れ状況や新病院でも感染症対策
なお練馬光が丘病院で受け入れたコロナ患者の状況も報告されました。それによると受け入れ人数は220名、うち重度化した患者は10名とのことです。
いま建設を進めている新しい病院では、血液内科、口腔外科等を新設するとともに感染症対策ではER、ICU、HCUなどには陰圧室を設けること、さわらないボタン等の検討、震災時やパンデミックの際のベッドを拡大することを検討しているとの報告もありました。より感染症に強い病院となるよう引き続き求めていきたいと思います。

説明会は中止
なお11月29日に予定されていた練馬光が丘病院改築工事説明会は中止となりました。

公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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