特養ホームを視察

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区内の特養ホームにお話を聴きにいきました。
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いまこの特養ホーム指定管理者制度になっていますが、今度民営化されることが決まったそうです。
施設の方はいわく、指定管理者制度は、2、3年で管理者が変わってしまう可能性があり、施設の運営が安定しておこなえなくなること、10年ごとなど長期のスパンで施設回収ができないこと、施設で働いている職員が安心して働くことができないことなどに問題があるといいます。
民営化自体が良いかどうかは議論があるところですが、今回民営化することについては、指定管理者制度にくらべれば長期的な視点で安定した管理ができるのではないかとの話していました。
いま施設の側の一番の関心は介護の質だといいます。
景気が悪いときには、介護職につきたいという人が増えるますが、反対に景気が良くなると募集人数が減ってしまうというのです。介護の仕事はいま職員が深刻な人材不足で2交代制が増え、そのため16時間連続勤務が当たり前だといいます。こうなると仕事がキツくてに辞めてしまう人が増え、さらに職員が少なくなり仕事が増えるという悪循環に陥っています。募集人数も減って、専門学校も閉鎖があいついでいるといいます。
本来介護職は直接的に人の役に立つ仕事で、大変な反面、満足感も高い仕事だといいます。そういった介護の現場で働いている人たちが安心して働きつづけられる。そして生活できるしっかりした収入を得られる環境を作っていくことが必要です。
今回の視察をとおして特養ホームを増やしていくことと同時にそこで働いている人たちの労働環境をもっともっと充実させていくことが大切だと思いました。
練馬区で特養ホームの待機者は3000人近くに達しており、在宅介護されている方は精神的にも肉体的にも追い詰められています。この状況をなんとしても変えていかなければいけません。区政を変えて、もっとスピードをあげて特養ホームをつくらせていきたいと思います。
介護の問題は練馬区の問題だけではなく、国や都の方針によっても大きく左右される問題です。今度のいっせい地方選挙では都知事選挙も行われます。また今回の選挙の結果は国政にも大きな影響を与えます。これからの社会保障を充実させていくために今度の選挙を皆さんの力で政治を変え、福祉を守る第一歩にしていきましょう。
ぜひ公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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