地区計画懇談会

>

光が丘団地の都市計画の変更にともなう練馬区の説明会に参加しました。
練馬区は光が丘に現在かかっている「一団地の住宅施設」という都市計画をはずして、練馬区が設定する「地区計画」に変更しようとしています。練馬区は「一団地の住宅施設」を廃止することについて、光が丘の施設を様々なニーズに対応して転用できるようにするためと説明しています。
この「一団地の住宅施設」という都市計画は都市計画法でつくることができる施設が指定されており、それ以外のものはつくることができないようになっており、いわば強い縛りがかかっているわけです。練馬区の言い分としてはそれ以外の施設に転用できず、ニーズに応えられないということなのでしょう。しかし逆の立場で言えばこの強い縛りが光が丘団地を守ってきたともいえます。これが「地区計画」に移行すると様々なニーズに応じて臨機応変に対応できる反面、練馬区の裁量で様々な施設に転用しやすくなり、住民の求める住宅環境が破壊されてしまうのではないかという不安の声が広がっているのです。
かりに「一団地の住宅施設」であっても他の施設を転用する場合、手続きが煩雑になり、時間もかかりますが、一部変更でできるようです。もちろん住民の中にはできるだけ早く新しい施設に転用できるようにしてほしいとの声があるのも事実でしょう。しかしその場合でも都市計画全体を変更してほしいというところまで求めているわけではありません。建て替えまであと20~30年先という時点でなぜ光が丘団地を大きく変貌させることができる「地区計画」に変更する必要があるのか、そこに疑問が残ります。今回の説明会でもその具体的な事例と根拠を示してほしいと質問しましたが、手続きが大変だという理由だけで明確な事例や根拠は示されませんでした。
そもそもこれだけ大きな変更が行われようとしているにもかかわらず、光が丘団地の住民の多くがそのことを知らず、議論にも参加していないというのはやはりおかしな話です。この「地区計画」の問題はただでさえ難しく、住民に理解してもらうためには時間をかけて、丁寧な説明をしていく必要があるのに、練馬区は何回かの説明会を機械的におこない終わらせようとしています。
いま光が丘第3小学校跡地に「アオバインターナショナルスクール」という民間企業が入ることが決まりました。これは住民が求めたものではありません。パチンコ屋も多くの住民が反対したにもかかわらず強行しました。こういった事例をみるだけでも、練馬区が本当に住民の立場になって、これからの光が丘団地のあり方を考えているのか、どこまで練馬区を信用していいのか心配になります。
ぜひ公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

By