区防災計画で自衛隊単独の訓練を容認することは許されない!

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昨年12月、練馬区は練馬区地域防災計画平成24年度修正(素案)案を発表しました。そのなかで重大な変更が行われていることが明らかになりました。それは「区と防災機関等の役割」のなかにある自衛隊に関する記述です。
そこでは自衛隊の役割について、現行の防災計画にある「練馬区地域防災計画に基づく防災に関する訓練の実施《平成24年度修正(素案)案では訓練への参加》」に加えて、「自衛隊の実施する訓練」という項目が新たに加わりました。これは防災の名のもとに区内で行われる自衛隊単独の訓練を区が容認するというものです。
昨年、陸上自衛隊は「災害対処訓練」と称して23区全体に展開する訓練を実施しましたが、防災を目的としているにもかかわらず、直前まで区民や区議会に公表しませんでした。結局、区民の大きな反発もあって、23区中半数以上の自治体がこの訓練に協力しなかったのです。これが本当に「災害対処訓練」といえるのでしょうか。
本来防災というなら関係機関すべてが参加すべきであり、とくに区民の命を守る第一義的責任を有する区が参加しない、主体とならない訓練はやるべきではありません。
練馬区地域防災計画平成24年度(素案)案について、3月下旬に行われる防災会議で決定することとしていますが、「自衛隊の実施する訓練」という項目について削除するよう求めていきたいと思います。
公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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